やぁれやれ……ほんとに賑やかですこ……とおおっ!?[ゆっくりと立ち上がり、階下に向かおうとしたら、足が積み上げておいた本の山を見事に引っ掛けた。崩れる音と震動が、惨状を織り成してゆく]あー……まぁた、やっちまった。これ、後がこわいなぁ……。[見事に塞がった、書斎の扉への道に、はあ、とため息をつき。くるり、向かうのは、『非常口』。開いたそこから吹き込む、次の季節のやや冷たい風に深緑が僅か、細められた。**]