[その後まあ、龍神様扱いされてきょどったり。
うっかり領域侵犯したり、いつの間にか風の精霊とつるむようになったり。
天界の古龍たちの頭痛や胃痛も知らず、奔放に駆け回っては大なり小なり騒ぎを起こす白龍は]
─ 現在・中庭 ─
……さて、ぼちぼち茶会再開、か。
[色々が大体落ち着いた頃にこう言って、ゆらり、と尾を一振りし。
気を集約させて、再び、茶髪の青年の姿を取る。
ジャケットのポケットから再び現れた金のアクセがするり、と右の手首に絡みついた]
あー、と、そーいえば。
年の瀬の縁日巡り、どーせくるんだろ?
行ってみたい地域とかあれば、早目申告でよろしく。
[それからふと思い出して、オリガに投げかけるのはこんな言葉]
[白龍王に近しい血脈、という事に対する自覚は果たしてあるのかないのか。
ともあれ、その興味はまだまだ、奔放に各所へ向かうようだった。**]