[おそらく生きていて今まで出一番全速力というくらいの勢いで村へ下り、医者の眼鏡の先生を引っ張った。途中で自衛団にみつかったりしたが、その勢いと剣幕に引き止める手が躊躇されている間に集会場へと運びついた。先に飛ばしていた人狼が退治された、という報の効果かもしれなかったが。そして怪我をした者らを診てもらい―――――ここでこの話の幕は、一旦下りることとなる。]