……ここなら、ひとり、じゃないし。俺も、たまに来るから……。寂しく、ないよな、ブリス?[呼びかけは、無意識の内にか。現実の声ではなく、緋色の世界への、コエ。大地に穴を穿ち、ねむる場所を新たに開く。月のひかりの照らす中、出来上がった場所に、銀狼を横たえて]