[不意をついての一撃は、狙いそのものではないものの、漆黒の獅子を捕らえ、落とす。
追撃するにはこちらも態勢が崩れており、四翼を羽ばたかせ、やや離れた場所にふわり、と舞い降りた]
……ま、生まれつきの獣は、伊達じゃないんでな。
あと、『神種』にまともに褒められるなんて、滅多にないんだから、素直に受け取っとけ。
[言ってる自分は、『覚醒』以前は拒否していたのだが、それはそれ。
見据える瞳>>1151を真っ向見返し、呼吸を整え、それから。
前触れなく地を蹴り、再度、漆黒の獅子へと駆ける。
ただし、先とは異なり、その軌道は右へ左へと位置を変えつつの変則的なもの]