「まぁ、いいからいいから。 些細な事は気にしない。 今度のはね、美人髪使ってある――。」[継がれていく大本のパンのレシピの合間に、落書きのようにある走り書き。それは代を追う毎に増えてゆき。小さな痕跡は、ささやかに次へ次へと繋がれてゆく。そしてさり気なく被害も*広がっていく。*]