[右手の得物を一度閉じ、腰に据えて。服の奥にある傷口を親指で拭う]
喧嘩は派手な方が楽しいからね。
お互い様と言うか、こっちを着て来た僕が馬鹿だったと言うか。
まぁ気にしないでおこう。
これで重いって言ってたら他の武器振り回せないしー。
[平然と言ってのけてから、親指についた朱を舐め取り、にかっと笑みを浮かべた]
楽しいのには同意するよ。
よーし、どんどん来な!
[腰に戻してあった得物を手に再び構え。今度は左の得物を開き、その面で切り付けを防ぐ。続き右の得物は閉じたままに、自分の左側へと滑り込ませると、裏打ちするかのように相手の右脇腹目掛け横に薙いだ]