◆ENDRP
ツヴァイさんなのね。
[ブリジットの隣に、寄り添うように立つ、姿。
右手で、首元を押さえる]
やっぱり、ツヴァイさんはおじさんなのね。ダーヴィッドさんより、ふけて見えるもの。
先生を殺されても、自分を殺されそうになっても、それでも、やっぱり、ツヴァイさんを嫌うことなんて、出来なかった。
絶対、気づいてないと思うけど。
ツヴァイさんのこと、好きだったの。
夢の中だけだから、言わせて、ね。
パパみたいだけど、パパじゃないわ。ツヴァイさんは、ツヴァイさんだもの。
今度、会えた時は、ちゃんと、他の名前も教えてほしいな。
だって、「ツヴァイ」はツヴァイさんをあらわす名前じゃないんでしょう?
なら、今度はちゃんと知りたいわ。
大丈夫よ、その時は、私だって幸せになった後だもの。