[高速で動く剣が生み出す炎の渦。多少の念動力を持ち合わせるだけの身で受ければ大ダメージは必至。しかし、それを超えねば勝機はなく。ならば、と踏み込み、それをぎりぎりで掻い潜る──が。一撃は左の腕をかすめ、衝撃と痛みが伝わった]……って、あっついなぁ、もう![文句を言いつつ、飛び込んだのは至近距離。一度身体を屈め、右足を軸にくるりと一回転。ついでに左足を蹴り出して、男の体勢を崩す]