[言の葉を綴り終え、空から地上へ暗き翠を戻す。
声から感じる力。
自然、笑みが零れた]
もし、願えるなら、そうしてもらえるか?
俺の持っていた十字架と、あと、カップ。あの二つがあれば、すぐにわかるはずだ。
二人がどこにいるかは、俺の構想ノートにメモしてある……待ってる、と言ったからな。
引越しはしてないだろ。
[相談、という言葉。それに、くく、と低く笑って]
ああ、そうだな。
……一人には、するな。支えとなる者を。
[自身は拒んで失ったと。それを口にはしないけれど]
……さて。
そろそろ、向こうは待ちくたびれてるかも知れんな……。