─追試より数日後・影輝クラス─
ヴィリー居るー?
[試験から数日と経たないある日の放課後、もしくは昼休みに当たる頃合。
今まで一度も足を踏み入れた事のない影輝のクラスにひょっこりやって来て、目的の人物を探すと遠慮なく近づいていった。]
あ、いたいた。ティティエンもやっほー。
えっと、この間はごめんね、ヴィリーが運んでくれたって聞いたからお礼言いに来たよー。
[にこりと笑顔で試験のときの事を告げる。結局落第した事を伝えるか知られていれば、労われるだろうか。ローザの方は落第したとは思えないほど明るかったが。]
うん、ここを退学になったわけじゃないし。
来年はユリアン達と一緒の学年だからきっと楽しいよ。
でも重かったでしょ?迷惑かけてごめんね―――
[そういって顔を近づけて、ヴィリーの 頬1.2 額3.4 唇5.6 {3} に柔らかい唇を付けた。
やや遠慮気味なのは、人の目気にして珍しい照れが見えたからかどうか。
[05]秒後、えへと笑って離れた後、ティティエンの鼻先にも軽く口づけた。]