―屋敷の天辺―[ニキータの髪(後に赤羽猫のしっぽ)を焦がし、魔人は姿を消しました。やがて再び現れたのは、一番周りに何もない屋敷の頂上です。]まー、ここなら間違って燃やすこともないだろ[片腕しかない手で髭を捻りながら周りをしっかと確認します。そうして――金色のティーポット持つ手を上に掲げ、]《…来たれ、炎よ》[言霊と共に傾ければ、一瞬にして火柱が立ちました。]