ああ、あのカップとロザリオ。それにノート、な。[戻された視線を翠は正面から受け止める。小さく、だか確りと頷いて]言われるまでもなく。一人になんか出来ないさ。俺も一人ではもう居られないだろうから。支えるし、支えてもらうよ。[自分の弱さ、それも認めた上で。目の前の青年の過去を詳しくなどは知らない。ただ、そう告げることで。彼の力にもなればいいと]