いや、分析しなくてもあたしガラス以外使えないっす!
[あっさり手の内をバラしながら突っ込む少女。
しかしシャロンが布を解けば、そこから現れた武器に一瞬硬直し]
えええ、必殺の武器何個出てくるんすか!
[レール状の武器がエネルギーの充填を始める。
直撃を回避とか言っていたが、それでも当たりたくない事に変わりはない]
くっ。間に合え――!
[ずきんと痛む肩に顔を顰めながら、粒子を後押しするかの如く、右手を振るい前方へ伸ばす。
果たして、透明に煌めく粒子は、シャロンの関節へと達し]
……止まっ、た?
[そして電磁加速砲の回路を絶縁、そのエネルギーを遮断したのであった]