どう致しまして、かな。[銀翼の獣が返す言葉>>1171に、漆黒の獣が再び口許を笑むように歪めた。詰められる距離には微動だにせず、相手の出方を窺う。左右のどちらからか切り込んで来るかと思われたが、その予想は大きく外れた]っ、相変わらず、無茶をする![言いながらも、口元の笑みは消えない。相手が上から来るならばこちらは下から。避けることは考えず、低い体勢から全身のバネをフル稼働させて身を捻り。捻りにより身体に横回転を加えながら、持ち上がった銀翼の獣の上体に右前足の爪を叩き込もうとした]