うん…。[それでもまだ少し不安そうに、手を引かれながら花の場所へと向かった。深い深い緑色と、真白の世界。上を見上げれば青い色。まだミハエル達は居ただろうか。ゆっくりと近づいていった先。少し離れた所からも、はっきりと見えた。一輪の、空の花。思わず溜息が漏れた。]………綺麗。[綺麗で、だけど。花を見つめる目は、少し翳りがあった。]