……お?[また一枚、薄紅を写す。直後にメールの着信音が響いた。届いていたのは、最近バイトから正式店員に格上げされた勤め先の喫茶店の店長からのメール。曰く、『姫様来店・すぐ戻れ』]……やれ、やれ。[大げさなため息と共に、カメラをバッグへと入れて。青空に映える薄紅に目を細めた後、ゆっくりと歩き出した**]