[狙った頭はかわされたが、確かな手ごたえに満足]
くす、ざまぁありませんわ……と
[着地に合わせたタイミングで繰り出される正面蹴り
流石にかわせないと判断し、後ろに飛んで勢いを殺す
開く二人の間隔
こめかみの血を指で掬いぺろりとひと舐め。其処に既に傷痕はなく]
ふふふ、痛い痛い
たしかにほんの少しだけ油断があったかもしれませんわね
……では、これではどうでしょう?
[そう言って取ったのは、クラウチングスタートの体勢
人が短距離のスタートを切るための体勢からグッとばねを溜め]
よーい……どん
[人間弾頭発射]