ユリアンのお父さんも、花を見たの…?何て言って―――ちょっ…。[軽口に、少し赤くなって見上げた。]綺麗とか美人とか、私には不相応だって…。[撫でられると、視線はゆっくり下がっていく。何かを言おうとして、口をひらきかけて。]ん………ううん、なんでもない。[何となく、思ったままを言うと、今までの事が無意味に思ってしまって。結局、そんな言葉で濁した。]