>>1216[背に回される腕。自分の腕の中にある確かな存在。微笑を浮かべたまま、そっと力を入れ直す]うん。…俺にだけ?[その言葉には少しばかり不思議そうに。そして告げられた言葉を受けて。翠玉を覗き込んでいた翠が真円になった]……ありがとう。[返した一言には万感の想いが詰まり。耳元で囁き返したのは、寸分と違わぬ告白の言葉。そしてゆっくりと―――二つの影は*重なった*]