あ…そうだったんだ。[それは初耳だったから、少し驚いた。詰まった言葉を聞き返されたが、やっぱり何でもないと首を振った。あの花は、みんなの命の価値だけ綺麗?なんて。きっと、言った所で困らせるだけだから。一番だと言われると、また赤くなって俯いた。抱きしめる腕に手をそっと添えて。]…ありがとう。[そう応えて。]