そうだったんだ。
たまには、俺から会いにでも行っておけば良かったかな。
[帰ってきてるならいつでも会えるからと、そんなつもりでいた。
口元に浮かんだ小さな笑みは自嘲混じり]
うん。どんな結果が目の前にあっても。
過去に戻って変えることはできない。
分かってるんだ。
……まだいたい、かな。
でも。俺なんかよりもずっと。
エーリのほうが、だろ?
[誰がどんな状況を用意したのであっても。
自分がそれをしたことは、変わらない]
俺にこうする資格はないことも分かっているけど……。
[顔をあげ、深緑の向いた先は少年ではなく。夜闇の]