─葬儀後/自宅─
[騒動が収束した日の夜。
自宅に戻ると改めて執事達と話をした。
執事達からは僅かでも疑ったことに対する再びの謝罪。
それに対しては特に咎めることはなく、そんなミハエルに執事達は安堵の息を漏らしていた]
時に、父上からの返答は来ていたか?
[橋が落ちた直後に放った伝書鳩。
その返答があったかを聞くと、手紙の入った筒を二つ差し出された。
訝しげにしながら一つ目を開く。
内容は自分が出した手紙の返答で、頼みごとに対して了承を示す内容だった。
二つ目の手紙を開くと、そこにはここで人狼騒ぎが起きていると言う事を耳にはさんだ、と言う内容だった。
結社に属する交友相手からこっそりと聞かされたらしい。
文面は自分を心配するもので、無事ならば直ぐに返事を寄越せと言うものだった]