[だからね、と。そこで一度言葉を切って]……強くなれるように、がんばろうって、思うんだよ。エーリィの、ために。[決意の言葉を、紡ぐ。かたつむりは相変わらず聞いているのかいないのか、と言った風だが。そんなかたつむりの様子に、少しだけ笑って、また、殻をつつく]だから、ね。じいちゃ、心配しないで……。[それから、届いているかいないかわからないけれど。長へ向けて、笑いかける。かたつむりが、のそ、と動いて触角を伸び縮みさせた]