うはあ、だいぶ厳しい学校なんだ?
[多分、自分を呼んだのは、その学院関係者なのだろうな、と思いつつ、生真面目な青年の名乗りに、やはり軽い口調で返す]
ヴィリーだね、よろしく。
[続いて、気合いの入った宣と共に繰り出されるランスの一撃]
うおっとおっ!
[その場でたたらを踏むと見えた足は、左を軸とした回転を加えて、胸の中心を狙ったランスの切っ先を避ける動きとなる。タイミングの差は僅か。掠めたランスが胸元の布だけを裂いた]
やるね、ヴィリー!
[その回転を止めぬまま、右手の剣を水平に構え直し、ヴィリーの方へ向き直ると同時に右足を踏み込みながら横薙ぎに振り抜く]