[月の愛し子と呼ばれる、闇の獣の命の雫。それは、使いようによっては誰かを殺ことも、誰かを護ることも出来るモノ][男は、殺す為にしか使いはしなかったが…それを譲られた青年は、一体、何をこの先に選ぶのか…?][何一つ現世に残すことのない筈の自身が、最後に残す毒の甘さに、男は、静かに笑みを深めた**]