[育った場所を離れたのは、十五の歳。庇護者の許を離れ、共に育ち心許した友とも一時道を違え。見聞を広めよ、との命に従った。違う立場、違う視点で見る世界。それに戸惑いと驚きを日々感じつつ。異なる価値観を持つ者に、時に学び、時に反発しながら。立ち寄った先に待っていたのは、再会と、出会いと――『場』の構築]