―墓標前―んで最終的に、喧嘩別れみたいになってさ。[それも殆ど一方的なものだったか。本当の理由はまだ知らないけれど]お互い忙しかったしな。そう考えりゃ、久々だねェ。[言いながら、同じように振り返る。鳴く黒猫に小さく微笑んでから、見つめる翠を見返した]まァ、ゆっくり聞かしてもらうから。それまでは消えんなよ。[内容は知らずとも、冗談のように言いながら。昔馴染の右手に向けて、昔のように自らの左手を*伸ばした*]