―裁定の後―……っ……。[転寝の夢が破れる。ひとつ、ふたつと瞬いて見回せば、そこは与えられた部屋]……夢、か。[小さく呟き、それから、胸元に手を触れる。封の力を秘めたオパールの埋め込まれた場所。そこにあるのは、生きて欲しいと言う母の願いなのは、女王に幾度となく聞かされた]ま……わかってるから、死ぬ気はないんだけど、ねぇ。[指先に感じる、妖精珠の力。ふふ、と笑みがこぼれる]