まー、何にせよ、400年は動けないんだし。のんびり、これからの事を考えるしか、ないよな。……どっちにしろ、『オレ』の存在を消し去る気はないんだし。[さすがに、また何かやらかせば問答無用で消去されそうではあるから、慎重にいかねばならないのは事実だが]外れた『理』に基づく存分だとしても。……今の『ぼく』が、真実なのは確かだから。[小さく呟き、開いた窓の窓枠に腰かける。吹き込む風が、金の髪と白金の光の粒子を揺らして。日射しと同じ、やわらかな陽光の気が、ふわりと散った**]