[それでも、時間はゆっくり過ぎてゆく。命の巡りが止まる事がないように。命に代わりがあるように。あらゆるモノを飲み込んで。輪転は巡る。]…さーて。帰るか。[思い馳せる事には一旦区切りをつけて。へらと常の笑みを浮かべながら、向かうは命竜王ティアマトの宮殿。そのうち、あの二人に会いに行く事は出来るだろうかとふと思いながら。歩き出せば、首に捲かれた薄青いチョーカーが、月明かりに淡く照らされ*揺れた。*]