─それから月日は流れ─ それじゃ、行ってきます。[村を出発する日の朝。無人の家に声をかけて扉を閉める。中の家具や家は残してもらえるよう、村長には頼んだ。戻って来るかは分からないが、外へ出た後、いつか、帰って来た時のために][持って行くものは最小限。道連れとなったのは一匹の猫。それを引き連れ、少女は幼馴染の下へと会いに*行った*]