それはクレム兄とかは。だけど、知らない振りや無かった振りしていいことでも、ないし。[ボソボソと呟き返す。>>1296頭では理解できても、そこに心がついてくるのには時間か切欠が必要で]――っ![風を切る音。頬に届く拳。抵抗する気は皆無だったから受身も取ろうとせずに。…倒れる途中で、手に飴色があるのだと気がつく。本能が身を庇うよりも強く、咄嗟に飴色を傷つけぬよう背中から倒れこんだりするものだから。雪の上で良かったと思う。それでも衝撃は小さくなくて、息が詰まった]