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─>>1291より続く何か─
[直撃打で気絶した後、姫抱きで運ばれている事など知る由もなく。
ある意味では気楽な状態で運ばれていた──のだが]
……んにゃっ!?
[不意に、全身を包んだのは浮遊感。
意識はまだ眠っている状態だが、身体は──というか、こちらは意識を保って融合していたホムラは反応した。
茂みに向けて落ちる瞬間、黒い光がぽふりと弾け、そして]
……な……なんなんだ、よ?
[緑の茂みから覗くのは、もふもふの漆黒九尾。
見事に低木にひっ絡まった漆黒の獣は、動けなくて、ちたちたあわあわしていたとか**]