無理矢理出して壊すわけにはいかないじゃない。俺の身体じゃないんだから。[衝撃波の重なる部位。恐らく最も威力の高まる其処を撃ち貫く炎に思わず瞬き]…うわぁ、そりゃ無いよ。[防護術は使えない。肉弾で受けるしか思い当たらないが、ダメージは大きいだろう]自分の身体なら躊躇わないんだけど、さ。[左の爪を形成していた紫が解ける。右の其れへと収束し、更に長く、鋭利な刃を創り出した][向かい来る紅の翼。真正面から貫く為に、地を蹴る]