ランプ屋 イレーネ

>>1305アベ
…そんな。
聞いて、な…！

[表情が崩れた。
それまで押し止めてきた何かが一気に崩壊する]

だって。
どうにも出来ないとわかって、覚悟した、って。
見届けなければって！

[頭の片隅では理解している。
それらは巧妙に真実を隠していただけなのだと]

だからっ！
だから最後まで。熱が消えるまで…ッ！

[伸ばした腕で、胸を叩く。心臓のある場所。
そこが鼓動を止めたというのは、朱花が悟らせたのに]