>>1325[月を抱く闇のような夢の中へ、青年は音もなく降り立つ。精神のみの夢渡りは深遠を覗いてしまうから自分で禁じている事だけれど、逢いたい気持ちが勝った。王の目こぼしの時間は限られているだろうから手段を選んでいない]………オティーリエ、いますか。[夢の主は、夢の支配者。青年はそっと呼びかける]