人狼物語 ─幻夢─

62 空から降る星・魔獣の欠片


宮廷占星術師長 ライヒアルト

「さ、あったまったなら、身体動かしてらっしゃいな。
 アンタの事だから、ここにいたのは恒例のイベントが目当てなんでしょ?」

……え……なんで……。

「アタシを、誰だと思ってんの。
 ほら、いってらっしゃい。どこかの大きな子供もきっと喜ぶから」

[さらりと言われた言葉の意味に、最初は気づかず。
けれど、意を理解したら、思わず噴き出した]

そういう言い方って……ん、わかった、行ってくる。

[一頻り笑った後、こう言って立ち上がる。
零れるのは、ごく自然な笑み。それに、満足げに笑むアーデルハイドに空になったカップを手渡すと]

……はいはいはーい、卒業生の乱入はありでいいですかーっ!

[離れた場所で行われている、聖夜祭恒例のイベントバトルの会場へ向け走り出す。
碧の瞳は呆れたよに、それでいて優しげな様子で、その背を見送っていた**]

(1333) 2010/12/27(Mon) 21:40:18

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