いやさ。街とは違い、人目を一切気にせずに。[カチリ嵌めるは赤銅の篭手]渡り合うこともできそうか、と思ってねぇ。背後に庇う必要があるのもいないことだし。[スッと間合いを取る。緋の瞳は僅かに熱を帯びて]まぁ、退屈してきたのが一番の理由だが。……付き合いな?[パチリと右手の指を鳴らす。現れた炎の短剣が、蒼影の顔に向けて飛んでゆく]