あんなー、おケイはん。お願いがあんねん。
おケイはんやないとどーしてもアカンから、頼むわ!
[目の前で両手合わせて拝み倒し、向かったんはクリーニング店。
受け取った紙袋に入った中身を見えないように持ち、ヒビキの家へ。もちろんどこに向かうんかは言ってません]
ああ、これな……キョウヤんとの戦いでボロボロになった服の代わりに借りてん。
やからな、タマキちゃんには内緒にしときたいんよ。
もう終わったコトで心配かけたらやーやし。
でな、一人で行くんもアレやし、保護者代わりお願いしたいんよ。
[そう言ってチラ見したら、おケイはんはとても大人しく付いて来て下さいました。まあ、うちが怪我した正にその時、タマキちゃん流血させてた当人やからね]