私は皆さんに守られて、生かして頂きました。…けれど、私から皆さんには、何も出来なかった。守ることも、助けることも、何も。だから、せめて。私が出来ることを、少しでも返していきたいのです。[この答えを聞いて、司祭が何を思ったかは解らない。けれど、自分の願いは受け取ってくれた。何処からか何か言われようとも、必ず皆を弔うと。その言葉に感謝の意を伝え、教会を後にした。繁縷姫を伴って。**]