驚いたと言う割には、随分と冷静に判断をする。
[ペースが崩れないのは何を元にした余裕か。
観察する濃緑色は、戻された視線>>1336と交わり。
挑発するような笑みを受けて、険しさを増す]
答える気も無い、か。
危険だ。君は。
[一瞬だけ、視線を逸らして天を仰ぐ。
そこに紅は見えなかったが、あの時に似た高揚感を感じていた。
即ち、外に出たければ相手を屠れ、という衝動を]
……邪魔だ。
[それを押さえようとする意識は薄れていた。
低い姿勢から駆け出し距離を詰める。
爪だけを人ならぬものと化して、青年の首を狙い、左腕を伸ばした]