―聖夜祭の日―
[つい先日の特別試験に生徒としてではなく参加者として参加した流れで今年は学園にて聖夜祭を過ごすことになった。とはいえ、すぐに学園にいたわけではない。
他のものはほぼ知らぬことだが、これでも聖夜であればこそ孤児院にてやることがある、そちらをほうっておくわけにはいかなかったからだがそれも終わって、学園に
真っ先に向かったのは食堂だった。いつも忙しいがこんなときは余計忙しくなる厨房
そこにいる親愛なるアーデルハイドさんに会うためだ。
最も旧交を温めるより先にあるのは、料理の手伝いである。
ちなみに...は学生の頃、アーデルハイドさんに料理を教わっていたのである。]
…もう後は…任せてくださっていいですよ。
アーデルハイドさんもこんなときぐらいゆっくりしたいでしょうし、師匠とゆっくりしてきてください。
ま、聖夜祭のイベントではしゃぐやつらが出てくるんで休めないでしょうけどね。
[その言葉は、この場から引き離すほどの威力はなかったが]