『どうして、ダメなの?』『わかってくれてるはずなのに』『どうして、信じてくれないの?』[泣きそうな声]『わたしはあなたを信じてる。対だって信じてる』『なのに、どうして?』『わたしでは、ダメなの?』[答えられない。黙り込んだ]『……同じ想いを望んでは、いけないの?』『……あなたが、好き。だから、信じたい……信じてほしい……』『それだけ、なの、に……』[返せたのは、拒絶。変革への怖れ故の。だが。その果てにあったのは――]