「あ、おねーちゃんだ!おかえりなさい!」「へ?あ、カタリナねーちゃん!」
あら、カタリナちゃん。って…貴女、また帰ってきちゃって…旦那様は良いの?
「うん、もうすぐだから。今の内にお母さんにたくさん顔見せてきなさいって。」
まぁ…あまり無理して来ないでもいいのよ?大事な身体なんだから。
「わかってる、大丈夫。母子共に健康だって、先生からも太鼓判もらってるから。」
そう、それなら良いけれど…
「お母さんは心配性ね。大丈夫、初孫はちゃんと抱かせてあげるから。」
…ありがとう。でも本当にいいのよ。
貴女と貴女の赤ちゃんが元気なら、それで充分。
[随分と大きくなった彼女のおなかを撫で、そう微笑んだ。
そうしている内、リーザ達が他の子供達にもカタリナが来たことを伝えたらしく、更に周囲が賑やかになって。
それを見て、幸せに微笑んだ。]