―ある意味良くある光景? 王城 ―
「や、やつが着たぞ!」
「さっさと占星術師長をつれてこい!被害を最小限に食い止めよ」
「大広間の壁が崩されました!」
「なにっ!どうやって破壊した!」
「そ、それが、怖ろしいほどの闇の魔力で、あれは呪具の類かと」
「ええいっ、意地でも庭には入れるな!手入れしたばかりなのだ、さっさと占星術師長をつれてきてお帰り願えっ!」
[その後も、もう持ちません。とか、突破されました。とか、医療班を呼べー。とかそんな声がいくつか響く中、占星術師長は扱いも杜撰なまでにつれてこられた]
「さっさと魔女に生贄を捧げろ!」
[既に生贄扱いの占星術師長は突込みとかを言うまもなく、魔女ことナターリエの前に放り出されるのであった]