[目を覚ました時、傍には王が居た。目を伏せ、言葉にはしない詫びを伝える。王が笑った気配がした。]――それで、わたしへの罰は[問うた言葉の質が変化しているのがわかったのだろう。王はおかしそうに笑うと、罰を告げた。][身を起こさぬまま聞いたそれに、小さく御意にと言葉を発する。されど続いた命令には、怪訝な色が浮かんだ。]は?言うとおりに、ですか?[良く判らないまでも、そこで頷いたのは、果たしてよかったのか悪かったのか。]