そんなことの……ためにっ![自分は。親友は。痛みと哀しみが渦を巻き。手にした聖なる印。見た目以上に鋭い先端を繰り出す。喉元へ向けて。貫く感触。そらへさく、あか。ぼやけた視界に映ったのは、ただ、そのひといろで──]