―いつかの話・学院―[背中をぽんぽんと叩かれて宥められて。それだけを見ていれば前と変わらない構図だったかもしれないけれど]本当に?うん。本当に。無事で良かった。ユリアンがいなくなったら。私。[そう言ってようやく泣き止むと、促されて場所を移動して。その日はずっとユリアンから離れようとしなかった。11日後、噂の真相を尋ねられると大人っぽく笑う少女が*いたとか*]