……っとー……あれ?
[ふ、と変わった気配に、蒼と金の異眸が瞬く。
頭の上にしがみついた金色の狐のような生き物が、きゅい? と鳴いて首を傾げた]
うげ、なーんか、前にもこんなとこに入り込んだよーおな気がすんだけど……ライ、どー思う?
[視線を上に上げて問うと、電子雷獣は肯定するようにきゅいー、と鳴いた。
ぱたぱた、と振られる尻尾の動きにあわせて電子の火花が散る]
まー、だとしたら、帰る方法って一つだけ……お。
[などと言いつつ、見回した先。
目に入ったのは、剣を持って立つ姿。>>1459]
あ、何となく、ご同類っぽいひと、発見。
おーい、そっこのおにーさーん!
[手を振りながら呼びかける、その口調は軽かった]